眼病専門家による漢方ブログ
2017.08.24健康情報

緑内障と眼圧。

眼の中には血液の代わりとなって栄養など運ぶ房水が流れています。房水は毛様体で作られシュレム管から排出されます。眼球そのものは柔らかいものなので、球形を保つには内部から外部に向かう一定の力が必要で、それを眼圧と言います。ボールに例えると空気がその役割を果たして空気圧によりよい硬さが左右されますが、眼球では眼球内を流れる房水の量が眼圧を左右しています。

眼圧の正常値は10から21でそれを超えると高眼圧です。眼圧が高くなるのは、何かの原因で房水の産生と排出が、アンバランスになるためです。緑内障の視神経の異常では、視神経が潰された状態になります。高眼圧の緑内障では、圧力により視神経が萎縮します。また眼圧が正常でも、視神経が圧力に耐えられない場合に視神経の異常が起きるとされています。

緑内障には多くの病型があり、特に正常眼圧緑内障が日本人に多いことがわかっています。正常値21以下なら心配ないと言うわけではなく、視神経乳頭の陥没の状態や視野障害の状態を加味して判断する必要があります。眼圧は季節や時間帯によって変動し、緑内障の人では特にその変動の幅が大きいことが知られています。それらを含めて眼圧の基本値を把握することが大切です。
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